こんにちは。
本日の担当はASKです

2017年初っ端からアニメが豊作すぎて
ちょっと心配になってきました



中でもASKが気になるのは「鬼平」
池波正太郎先生の「鬼平犯科帳」が
連載開始から50年の節目で
とうとうアニメ化してしまいましたよ…

主に現代風イケメンな鬼平のキャラデザで
賛否両論、喧々囂々たる前評判でしたが
蓋を開けたらこれがなかなか素敵でした



いきなり拷問シーンから始まって
「あ、俺の見たい鬼平じゃないかも…
」

と思ったのはその一瞬だけでした

特に殺陣はアニメじゃないとできない動き

実写じゃありえないカメラワークが冴えてます

こういうのをケレン味っていうんだなぁ…



としみじみ感じました。
欲を言うなら、2話完結くらいのペースで
ドラマ版みたいに「長谷川平蔵の日常」まで
踏み込んで描いてほしいなぁ…



というのも、ドラマで出てくる「お料理」が
毎回めちゃくちゃ美味しそうなんです(*´ρ`*)
そんなドラマ内の料理指導を務められた
阿部狐柳先生の『鬼平料理番日記』(小学館)は
世の「鬼平ファンのお父さん」を
台所に立たせた名著です



かなり「レシピ本」に寄せた内容ですが
江戸の食文化に対する考察自体はかなりガチ



料理だけでなく、それを供する器にまで
徹底してこだわる「料理番」の
誇りにかけた仕事ぶりが伝わってきます

こういう丁寧なつくりが
「鬼平」の魅力を支えたんだなぁ…



神は細部に宿るなんて言葉がありますが
その意味が今ならよくわかる

さて
プロデューサーコメントからも
並々ならぬ情熱を感じるアニメ「鬼平」
軍鶏鍋をつつきながら…は無理でしょうが

熱い緑茶でもお供に
じっくり味わっていきたいASKでした

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